月刊 小品文 (海江田万里の政経ダイアリー)

2026年1月22日号

「中道改革連合」入党に際しての所感

2026年1月20日、私はこれまで所属していた立憲民主党を離党し、新たに結成された「中道改革連合」に入党しました。1996年に結党したオリジナル民主党の創始者の一人であった私にとって所属する政党の名前から「民主」の文字が消えてしまうことに一抹の寂しさを感じています。

しかし、政治に携わる者として昨今の世界の、そして日本の政治状況を見ているとそんな感傷に浸っている暇はなく、「民主主義の危機」とも言えるこの難局を乗り切るためには、改めて「中道」を軸とした新しい政治勢力のもとに結集すべきだとの思いを強くして「中道改革連合」に参加することにしました。

「中道改革連合」は、その綱領にあるように「生命・生活・生存を最大に尊重する人間主義」を理念とし、「国民一人ひとりが自分らしく生き、その活力が社会の発展を支える政治を目指し、国家やイデオロギーのために国民を従わせる政治ではなく、人間の尊厳を守り抜く政治を、わが国の中心に据え直す決意」を具現化するための政党です。こうした考えの基本にあるのはヒューマニズムであると私は考えます。

いま世界を見てもガザの惨状、侵略者に蹂躙されたウクライナの現状、日本でも貧富の格差の拡大と固定化、自分と異なる意見の持ち主に対するSNSなどを通じた誹謗と中傷などヒューマニズムをないがしろにした「対立と分断」が進んでいます。

また高市政権による「非核三原則」の見直しや政府高官の「核保有すべき」発言など非核・平和国家として世界に認められたこれまでの日本のアイデンティティ(独自性)が音を立てて崩れようとしています。

私は、次の世代の人々に希望と自信を持ってこの国で生きて欲しいと願っています。それには、現在の日本に蔓延し、それを増長させる高市政権の「対立と分断」路線ではなく、私たちが主張する「対話と協調」の精神で、日本が抱える様々な問題を解決しなければなりません。

私たち政治家は大声で威勢のいいことを言うのではなく、言葉を選んで一人ひとりの心に響く声で、地に足の着いた問題解決策を語るべきです。

「賢者は静かに語る」の言葉もあります。どうか皆さん、小声でささやく人の声に耳を傾けてください。私はそこに日本と世界の未来があると確信しています。 (2026年1月21日、記す)

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