日記録

国会

所信表明演説に対する各党からの質疑

衆議院本会議が開かれ、昨日に引き続き高市総理の所信表明演説に対する各党からの質疑が行われ、立憲民主党からは吉田代表代行が登壇しました。
その後、国民民主党の玉木代表、公明党の斉藤代表、れいわ新選組の高井幹事長、共産党の田村委員長が質問を行い、衆議院の代表質問は終了しました。
私は、昨日、今日の質疑では、高市総理が主張する「責任ある積極財政」とは、一体どんな内容なのかに注目し、総理の答弁を注意して聞きましたが、残念ながら、従来の「積極財政」と何ら変わらないことがわかりました。「責任ある」と付けるなら、税制との組み合わせや歳出構造の改革などにも踏み込むべきでしたが、そうした答弁はありませんでした。このままでは、防衛費も含めた歳出増はすべて国債の発行増によって賄われる可能性が大きいと言わざるを得ません。
こうした国債の大量発行による財政出動の結果、円が更に安くなり、喫緊の課題である物価高への対応も期待できません。
ちなみに、昨日、今日の本会議場での質疑で拍手が一番多かったのは、公明党の斉藤代表の質問に対してでした。演説を終えた斉藤代表に自民党席の石破前総理や岩屋前外相が大きな拍手を送っている姿が印象的でした。

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