石破総理大臣の米国訪問に関する質疑

衆議院本会議が開かれ、石破総理大臣から米国訪問に関する報告を受け、各党からの質疑を行いました。
石破総理にとって今回の首脳会談の目的は「トランプ大統領との信頼関係を構築する」ことであり、「その第一歩を踏み出せた」との自己評価でしたが、果たしてそれで日米首脳会談は成功したと喜べるのでしょうか？
トランプ大統領は、会談の前後に様々な問題発言を繰り返しています。
例えば、関税を取引（ディール）の脅しに使うやり方は、日本がこれまで国是としてきた「国際協調と自由貿易」の二大原則に反するものだけに、石破総理から一言あって然るべきだったと思います。その他、「パリ協定」からの離脱や「ガザ住民の強制移住」などトランプ大統領の非常識な発言について会談の中で、石破総理は一切触れなかったことも今日の答弁で明らかになりました。
日米関係は、主従の関係ではなく対等な関係であるべきですから、耳に逆らう忠言を交わして、初めて真の信頼関係が築けるのはではないでしょうか？